国際取引や為替取引に使用される通貨を国際通貨と呼びます。
国際通貨の条件は、国際的信用があり、国際的な銀行において取引が出来ること、あらゆる場所で換金が出来ることなどです。
国際通貨の中心は何といってもアメリカドルです。
他国へ旅行に行って、その地の通貨を持ち合わせていなくても、ドルが通用した経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
観光客を相手にする大抵の国で円は使えなくても、ドルなら通用する、という所は多い筈です。
しかし、円だって国際通貨に含まれているのです。
アジアでは国際通貨は円のみですが、ペッグ制の場合はシンガポールドルと香港ドルを含めて3つです。
他の主な国際通貨はユーロ、ポンド、スイス・フラン、カナダ・ドルなど先進国の通貨です。
その国の通貨が国際通貨となるためには、経済や治安など、その国の信用が必要であるようです。
為替レートは市場で決定されるので各国の動向などにより、変動します。
あまりに極端な国際通貨間の変動は世界的な恐慌や経済危機をもたらします。
そこで1944年に国連に世界銀行と国際通貨基金という専門機関が設立されました。
国際通貨基金は為替安定を促進するなど、国際通貨体制を安定させるほか、各国の経済状況を評価する世界経済見通しの報告書を出しています。
加盟国は割当額に基づいて出資し、必要な時にはそこから外貨を借りる事が出来、突発的に発生する通貨危機を未然に防いだり、早期に収拾する役割があります。
国際社会の現代、国際通貨は各国自体の経済だけでなく、世界中の経済を握る鍵と言えるでしょう。